2013.01.09
ホームページをつくり始める!
寄稿:長渡 恒久
ホームページ研究会
監修:(株)ビジョンヘルスケアズ
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【6】自分でどこまでやるか
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最初はプロに、更新や修正は自分で ホームページは誰でも作れます。このため、修正や変更も誰でもできます。 問題は、“自分でどこまでやるか”ということです。 日常のお知らせの変更やブログの追加はドクター自身でやるかスタッフに任せた方がよいでしょう。 その理由は、下記の4つです。 |
コストが安いということをもう少し詳しく説明します。 私たちがお勧めするのは、最初は業者に頼んですばやく作って、更新や修正を自分たちでやることです。 |
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【7】効果的なリンクの貼り方
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より多くの人に見てもらうために ホームページを多くの人に見てもらうための手段は下記の4つです。 |
まず、友人知人に見てもらうためにURL(ホームページのアドレス)を通知して見てもらいます。その場合、当然メールが便利です。URLをクリックするだけでホームページが表示されるからです。 しかし、紙媒体で送ると、URLを入力しなければならず、これはとても面倒に感じます。実際にかかる時間はほんの数十秒ですが、作業する側にはとてつもなく長く感じられるものです。また、入力ミスが意外に多く、入力ミスをしたときは本当にイラついてしまいます。 そう考えると、メールで通知するのが一番です。 たとえば、「小泉クリニックはこちら」にリンクを設定する場合によくあるのは、アイコンの画像を作って、その画像にリンクを貼ることです。 ところが、画像にリンクを貼るよりも、「小泉クリニックはこちら」という言葉にリンクを貼ったほうが、検索エンジン対策としては優れています。 |
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【8】SEOとは何か?
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間違ったSEO対策もある ホームページのこともあまり知らない方でもSEOという言葉を聞いたことはあるでしょう。ホームページをまだ作っていない歯医者さんでも、ホームページを作るためには「SEO対策が絶対に欠かせない」ということもおっしゃるくらい、SEO対策はポピュラーになりました。 SEOで怖いのは、間違ったSEOを行うと検索エンジンから削除されてしまうことです。 実際に、BMWとリコーのドイツのサイトが、SEO対策問題でグーグル検索から削除されたことがあります。
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ところで、医療関係の検索サイトは20前後あります。 このため、それらにリンクを貼ってもらうことも、クリニックにとっては重要なSEO対策になります。ただ、クリニックを専門にやっている業者でもそこまで気を使ってくれる会社は少ないのが現状です。 |
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【9】ホームページを見てもらうために
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ホームページ本来の目的は? ホームページを作っても患者さんに宣伝をしない先生がたくさんいらっしゃいます。それはなぜでしょうか? どうも、後ろめたさがあるようです。「医療は株式会社のような営利事業ではない」「広告宣伝にはなじまない」とお考えのようです。 そこでご提案したいのは、ホームページの本来のコンセプトです。 もともとホームページ(WEBサイト)というものは、“人々に役立つ情報を提供する”ことを目的に始まりました。そして、実際に役立つサイトがアクセス数も多く、人々の支持を集めています。この原点に帰ることが重要です。 企業がホームページを作る際に、宣伝として作るのは当たり前です。しかし、グーグルというものは宣伝のために始まったのではありません。“人々が探したい情報を見つけやすくする”目的で、当時、スタンフォード大学の学生だったジェリー・ヤンとデイビッド・ファイロが始めたものです。そういう意味で、“クリニックの情報を開示すること自体が多くの人々の役に立っている”ということになるのです。 ホームページを作る目的は、広告宣伝とは限りません。 クリニックのホームページを作ることによって、患者さんの選択肢が広がり、情報収集を助けることになるのです。 そこで、クリニックのホームページで特にお勧めしたいのが、「ホームページ紹介カード」です。あなたのクリニックでも「ホームページ紹介カード」を作って、患者さんなどに配ってみてはいかがでしょうか。 |
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【10】患者さんに伝えたいこと
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患者さんに役立つ情報提供を 前述のとおり、クリニックのホームページを作るというそのこと自体が、患者さんの選択肢を広げ、情報収集を助けることになります。しかし、それだけで十分でしょうか。もう一歩踏み込んで、患者さんの役に立つ情報を提供してはいかがでしょうか。 ある整形外科クリニックでは、疾患に関するものすごく詳細かつ広範囲な情報を提供しています。また、ある小児科クリニックは子育てに役立つ情報を提供しています。こうした患者さんの役に立つ情報を、クリニックのホームページでぜひ提供してください。 そうすることによって、「ホームページ紹介カード」も宣伝ではなく、“お役立ち情報の提供”という社会に役立つものに変わるのです。 ある耳鼻科クリニックでは、患者さんに説明しきれないので、ホームページで情報を提供したいとおっしゃっていました。 セールス一辺倒のホームページはもう古いのではないでしょうか。さらに、短い診療時間では伝えきれないことが、ドクターにはあるのではないでしょうか。そういうことをぜひホームページで伝えてみてください。 こうした“役立つホームページを増やすことが私たちの使命”でもあると考えています。 自信を持って、下の図のように患者さんに伝えてみてください。 |