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2012.12.05

集患に役立つホームページとは?(2/3)

ホームページをつくり始める!

寄稿:長渡 恒久 
ホームページ研究会 
監修:(株)ビジョンヘルスケアズ

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【3】超簡単!ホームページの原稿の作り方
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ホームページが完成しない最大の原因は“原稿”

ホームページを作るときに、一番時間がかかるのは何かご存知でしょうか。
デザインにも時間はかかります。それをホームページのデータに書き出すのにも、
もちろん時間がかかります。 しかし、実をいうと 一番時間がかかるのは、原稿なのです。
ホームページを作り始めて、途中で作業が止まることがよくあります。
その原因の第一は、原稿が仕上がらないことです。 依頼する方はホームページを作るためにホームページ制作会社に制作を依頼するのですが、 不思議なことに肝心の原稿が仕上がらないことが多いのです。

では、原稿がなかなか仕上がらない原因は何でしょうか。
もっと正確にいうと、「原稿が書けない原因」は何でしょうか。

これには、下記のような点があげられます。

原稿をスラスラ書くために一番大きな障害は
「いいものを書こうとするために、かえって心の働きを止めてしまう」
ことです。

このため、それを防ぐひとつの手段としては、“親しい友人に話すように書く”という視点があります。

この方法の一番のポイントは、「患者さんの顔をはっきりと思い浮かべること」です。
その患者さんのカルテを目の前に置いて書くのもいいでしょう。

例えば、あるクリニックの院長は、患者さん向けの小冊子を書くときに、患者さんの顔を
思い浮かべるといいます。 名前まで思い浮かべるそうです。 患者さんを思い浮かべながら、話をするようなつもりで原稿を書くと、驚くほど筆が進むでしょう。

このように、 文章を書くのが上手い人と、同じようにしてみるのも効果的です。
だまされたと思って一度試してみてください。

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【4】失敗しない業者の選び方
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最も大切なのは、あなたと考え方か合うかどうか。

ホームページを作る業者はたくさんあります。このため、売り込みも激しく行っています。
その一方で、 どの業者を選んだらいいのかよくわからないという声もよく耳にします。

業者を選ぶポイントは重要度の順に以下の5点です。

 

では、なぜ、経営理念が一番大切なのでしょうか。
それは、 “考え方がドクター(あなた)と合うかどうか”ということです。

候補となる業者は、
・「どういう考えを持って仕事をしているのか」
・「どういうビジョンで事業を行っているのか」
その考え方はあなたの考え方に合いますか。

このため、業者選びとは、あなたの考えに合う業者を探すことに他なりません。
いくら細かい指示を出しても、制作するのはその業者で、忙しいあなたがすべての指示を出すことは不可能です。 逆に、それが出来るくらいなら自分で作ったほうが早いということになってしまいます。 その考え方が納得のできるものであれば、次に実績、担当者の対応、料金、アフターサービスを評価して決めます。

料金については、同じ分量のホームページでも10万円から200万円程度まで幅があります。 その理由は、デザインとシステムとコンテンツの量と質によります。 有名なデザイナーを使えば、デザイン料だけで数十万円になることもあり、 そこそこのデザイナーでも、修正の回数によってデザイン料は変動します。 また、予約システムを入れるとそれだけで百万単位の費用がかかるのが一般的です。

次に、コンテンツというのは内容のことです。
写真を撮影してもらったり、原稿を書いてもらったりするとそれだけ費用がかかります。
そいうことをよく聞いて、どんなサービスを提供してくれるのかを検討することが大切です。

SEO対策についてもしっかりと事前確認をただし、ここで気をつけたいのは、“ホームページを作っても すぐには検索にかからない”ということです。ホームページを作ることと、検索エンジンの上位に表示 されるということはまったく別の問題です。

検索エンジンの上位に表示させるためには“SEO対策”というものが必要になります。
これもピンからキリまであります。 普通は、ホームページの作成料金にはSEO対策の費用は含まれません。SEO対策まで依頼する場合は、別途費用が必要になります。 そして、普通にホームページを作って公開すれば、名前で検索して表示されるようになるまで最短でも1~2ヵ月はかかります。

さらに、例えば「千代田区 眼科」といったキーワードで上位に表示されるためには、SEO対策が必要です。 このため、業者を選ぶ際には、ホームページの制作料金とSEO対策についてよく確認をすることが大切です。 こういうことを丁寧に説明してくれるかどうかも、業者選びのポイントです。

以上のようにホームページのコストを考えると、実は手間賃を含めた人件費が大部分を占めています。 このため、大きな会社ではどうしても間接費が多くなり、割高になりやすくなってしまいます。 ということは、大規模なホームページでない限り、お勧めは“実績のある小さな会社”ということになるでしょう。

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【5】ホームページの料金は何できまる?(予算の目安)
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最も重視したいのは金額よりもフィット感

クリニックのホームページの予算の目安は10~200万円くらいです。ただし、予約システムなどは含みません。 問い合わせフォームは必要でしょう。ただ、その場合は30万円以下では難しいこともあります。

では、なぜ、こんなに値段に開きがあるのでしょうか。これでは参考にならないとおっしゃるかもしれません。そこで、スーツに例えて考えてみましょう。
スーツにはご存じのとおり、既製品(レディメイド)と誂え(オーダーメイド)があります。 既製品なら、1着1~10万円くらいの開きがあります。さらに、オーダーメイドなら1着5万円から30万円程度の開きがあります。 全体で見ると、20~30倍の値段の開きがあることになります。

では、安いスーツと高いスーツの違いは何でしょうか。
一言でいうと「着心地」あるいは「満足感」の差でしょう。オーダースーツの方がフィット感があります。 スーツの例から考えてみても、ホームページにおいても当然“フィット感”が大切です。 このため、クリニックの経営理念や方針に合わせて、デザインや修正をしてくれるところであれば、 それだけ価格も高くなり、結果として20~30倍の価格の開きが出ることになるのです。

やはり、自分に合ったものを、選ぶというのが一番大切ということになるのです。

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